土を作る日々

私たちが実践している、「炭素循環農法」は、
土を作るという事に重点を置きます。
人工的な肥料を与えて野菜を育てることは、
商業的にも工業的にも繁栄をもたらし、
実際に私たちはその恩恵の中で命を育んできました。

誰もが安心で安全な食料を求めるし、
それは当然で、必然のことのように思います。
育てるという事はとても時間がかかります。
実際に、私たちは非常に生産性の低い農業を実践しているように思われるかもしれません。
しかし、時間をかけて丁寧に育てた野菜たちは、
収穫した後もその命を保って、
簡単には朽ちることはありません。
腐らないわけではありません。
でも、私たちの口に入るその時まで、
新鮮な姿で生きています。
今はちょうど端境期になっていて、
来るべき新しい季節に向けて土を作る日々です。
果樹の剪定も、豊かな実りを得る為の必要な作業です。

最近面白い記事を見つけました。
私たちの実践している農法の考え方に近いものと、
可能性を感じました。
世界的な企業がこうして声を上げることは非常に大きな意味があるように思えます。

https://www.patagonia.jp/regenerative-organic/